内視鏡検査について
当院では苦しくない内視鏡検査を心がけています。なぜ内視鏡検査は苦しいのでしょうか。
胃カメラの場合と大腸カメラの場合に分けて説明します。
※【2020年8月27日】最新鋭の内視鏡システムを導入致しました。【オリンパス社製、EVISX1ビデオシステムセンター(こちらをクリニック)、胃カメラGIF-EZ1500、大腸カメラCF-EZ1500DI】
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■胃や腸の病気で苦しい思いをする方が減るように、正しい診断、正しい治療を心がけております。
集計期間 2013年5月~2024年5月
10098件=上部消化管内視鏡検査 6733件+下部消化管内視鏡検査 3365件
・大腸ポリープ切除術 1903件
早期咽頭癌 | 1例 | ||
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進行食道癌 | 2例 | 早期食道癌 | 5例 |
進行胃癌 | 2例 | 早期胃癌 | 23例 |
進行大腸癌 | 11例 | 早期大腸癌 | 21例 |
早期十二指腸癌 | 1例 |
Collagenous Colitis | 1例 |
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食道顆粒細胞腫 | 1例 |
食道アカラシア | 2例 |
特発性腸間膜静脈硬化症 | 3例 |
胃MALTリンパ腫 | 1例 |
直腸NET(カルチノイド) | 3例 |
消化管悪性リンパ腫 | 4例 |
直腸MALTリンパ腫 | 1例 |
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1.鎮痛薬、鎮静薬、咽頭麻酔薬の使用による嘔吐反射の抑制。
反射は人の意志では止めることができません。健康診断で膝をぽんと叩かれると足が勝手に上がります。あれも反射です。反射は我慢しても出てしまうものです。2.無駄な接触や摩擦をさけるための丁寧な内視鏡操作。
体内でのカメラによる接触、摩擦はゼロにはできません。でも、出来るだけ少なくする挿入テクニックがあります。たとえば、山道で車の運転をするとき、車が揺れないように、速度やハンドルの調整をします。ベテランドライバーの運転だと乗り心地が良いのはスムースに車を走らせるテクニックを持っているからです。胃カメラの操作も同じです。3.医療用炭酸ガスを使用することによる膨満感の軽減。
胃カメラでは食道、胃、十二指腸までを観察します。通常、検査のときは絶食ですから、中は空っぽでぺっちゃんこです。そのままでは、ぺっちゃんこになった袋に頭を突っ込んだのと同様、何も見えません。◎大腸カメラが苦しい理由
1.カメラが深く入っていくと腸がたわんで、お腹が突っ張るため。1.軸保持短縮法、透明キャップの併用による挿入。
大腸は全長約1.5mのじゃばらのような形状をしています。しかし、ただ真っすぐカメラを入れても途中でとぐろを巻いて突っ張ってしまうため患者さんが苦しいだけで奥に入りません。これを避けるには大腸の短縮と言う操作が必要です。2.医療用炭酸ガスを使用することによる膨満感の軽減。
大腸は胃よりも細長く曲がった臓器ですので、その内部を観察するためにはある程度の送気量が必要です。送気量が多いと腸が膨らみますので腹部膨満感がおこります。