当院における期限切れワクチン接種事例について

事例数 :1例
ワクチン種類:コロナウイル(SARS-CoV-2)RNAワクチン(コミナティ)、ファイザー製
有効期限 :2025年1月26日
接種日 :2025年1月29日
健康被害 :2025年2月28日時点で健康被害の発生なし
2025年1月29日に接種後、同日誤りに気が付き、直ちに鎌倉市に報告し指示に従って対応しております。
発生要因
①接種者が当日の暦を2024年と勘違いしたため、有効期限内と誤認した。
②有効期限切れのワクチンを直ちに返品、廃棄処理していなかった。
③ワクチン有効期限の管理を看護師1名で行っていた。
④接種ワクチンのバイアル本体に有効期限の記載がなかった。
対策
①保管冷蔵庫の扉、採血室にワクチン有効期限の掲示。
②接種前に当日の暦、日時を再確認。
③毎朝、複数のスタッフがワクチンの有効期限を確認。
④スタッフ全員が毎日使用する予約リストにワクチンの有効期限を記載。
⑤有効期限切れのワクチンは期限切れ後、ただちに梱包し別所に保管する。
期限切れワクチンの接種を受けられた方には深くお詫び申し上げます。また、関係各位に多大なるご迷惑をおかけしましたことを陳謝いたします。
健康被害は現時点では発生しておりませんが、今後とも責任をもって対応させていただきます。
幸い、ファイザー社より最終有効年月日の超過後1か月間は品質、有効性、安全性に影響がないとの回答を得ております。
発生原因を分析し、再発防止の対策を確実に実施し、今後同じことが起こらないように責任をもって実施させていただきます。
このたびはご迷惑をおかけし大変申し上けございませんでした。(おび内科・漢方クリニック院長 小尾龍右)
2025年02月28日 18:11